金時日記

日々の感動を書き綴る

憧れた昭和の刑事たち

 

 

今週のお題「もう一度見たいドラマ」

 

「Gメン75」 

幼い子供の頃夢中でみてました。

 

太陽にほえろ!や、西部警察など、刑事ドラマ全盛期で、

それは名だたる役者さん達が刑事役で出ておりまして、とてもカッコ良かったんです、

悪に立ち向かう強く勇敢な刑事たちは

年頃の男子の心を射止めた憧れのヒーローでした。

 

西部警察に代表されるカーチェイスや銃撃戦といった

派手なアクションが売りの刑事ドラマにあって、

このGメン75は、やや大人向けの渋いヒューマンドラマだったように記憶しています。

 

あぶない刑事など特定の主役のいる刑事ドラマとは違い、

Gメン75は主役と言える人はおらず、

Gメンとして出演する全ての刑事が毎回ローテーションで主役となり、

その刑事ならではのエピソードが展開する面白さがあった。

 

幼い男子だった僕のお目当てはアクション担当の倉田保昭さんの回で、

次回予告で来週は倉田保昭さんの回だと知った時はテンション上がったものです。

 

しかしながらGメンは7人くらいいて、

その中の倉田保昭さんの回が来るのはなかなかです。

 

土曜とは言え、夜9時からの大人向けのハードボイルドなドラマを

 

幼い男子がなぜ毎回見ていたのか⁉

 

 見るきっかけは何だったのか⁉

 

 

それはどうやらその当時のテレビ事情や番組構成が絡んでくるようで、

僕の幼い頃の屋内の娯楽といえばぶっちぎりでテレビなのです、

夜ともなるとテレビしかないのです。

 

幼い男子の僕は土曜の夜は7時から「日本昔ばなし」ですよ。

そして7時30分からの仮面ライダーなどのヒーロー物を挟んでの

8時から

8時だョ!全員集合」となるわけです。

 

ここは不動のゴールデンタイムなのです。

TBSはちびっこの心をガッチリ掴んでいました。

 

当時テレビはカラーでしたが、

リモコンなどありませんのでチャンネル変えるのも電源切るのも

テレビに目一杯手を伸さなくてはいけません。

僕はこの動作で背が伸びました。

 

2時間同じチャンネルを見て、

明日は休みとなると惰性でTBSを見ちゃうんです、

そして始まるGメン75!

 

これが幼い男子がGメン75を見るに至るメカニズムなのです。

 

 惜しくももう亡くなられた役者さんもいますが

いま振り返るとほんとに豪華なキャストで、

石原軍団にも引けを取らないほどでした。

 

 

機会があればまた見てみたいドラマです。

 

 

 

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この滑走路を並んで歩くオープニングもカッコ良かった