金時日記

日々の感動を書き綴る

続・間の悪い男

メニュー

 

運命の出会い頭

 

さて前回、雨男、赤信号、踏切と僕の間の悪さを紐解いてきましたが、

まだまだこんなものではありません、車両で街を移動する際、

どんなに気を付けても起きてしまうのが、出会い頭です。

  

あなたも経験ありませんか、交差点や曲がり角などで、

左右の死角から人または車両がこちらと同じタイミングで

ひょっこり出てくるというアレです。

 

細い路地などではありがちで注意予測していないと

かなり怖い想いをすることになりますし、双方どちらかに不注意があると、

高い確率で接触、衝突となりえる危険な現象です。

 

この出会い頭ってどのくらいの確立で起こるのだろう。

もちろん頻繁に人や車両が往来する道路やそういった時間帯には

可能性は上がるでしょう、でも人も車両もそれほど通らない場所、

また通らない夜間などの時間帯はどうだろう。

 

考えてみれば全く離れた場所から、異なるルート、異なる速度で移動する二つが、

ある一点に同じタイミングで到達するって凄くない?

これってやろうと思ってもできるもんじゃないと思うのだけど。

 

それが頻繁に起きてしまう間の悪い奴が僕です。

 

夜遅くにそれほど大きくない道路で自転車に乗っていて

前方にも後方にも誰も何も通らず、

すれ違うものもなく、

追い越す車両もない、

そんな状況下での移動中に突然死角から絶妙のタイミングで車両が現れる。

僕に衝突しようとしてそこで待伏せしてたでしょ?

と言いたくなるほどの絶妙さなのだ。

 

あまりの不可解さにしばらくその場にとどまってみるが、

辺りは住宅や街灯の灯りがぽつぽつと見えはすれど静寂の闇が続くだけで、

その後一向に車両などが通る気配がない、

そんな状況の中、ほんの一地点でバッタリ出くわすなど

運命的とさえ言えないだろうか、

 

数メートル先を横切るでもなく、通過した後を横切るでもない、

全く同じタイミングで見えていない者同士の頭と頭が出会うのだから。

 

この状況で恐ろしいのは出会う双方がこんな時間にこんな場所で、

人や車は通らないだろうと油断することで、事故の発生率が上がってしまう点だ。 

 

これも何か未然に防ぐ手立てはないかと頭をひねってはみたが、

たかが僕ごときのおつむでは、これといった予防策は浮かばず、

結局のところ走行中は常に周りに注意し油断しない、これに尽きる。

スマホみながら運転とかあり得ません。 

 

僕は自分が間が悪く出会い頭に遭遇し易いと自覚があるのが幸いしてか、

なんとか今日まで事故に遭わずに済んでいるが、

今日まで事故してないからと言って

明日事故に遭わない保障はどこにもないわけで、注意を怠らないよう心掛けたい。

 

 

 

買い物リスト

 

僕の間の悪さは買い物の時にも炸裂する。 

 お恥ずかしい話、キッチリした人間ではありませんので

買い物に行くタイミングというのが、お腹が空いて何か食べたくなったとか

日用品がなにか切れたとか、そんな時になるわけで、

スーパーなどに行くと、その時目について食べたくなったものや、

特売の物など適当に買って帰る感じです。

計画性の欠片もありません。

 

 

そんな僕がなにかの弾みで、買い物に行く前に

今日買う物のリストを紙に書いたりすることもあるのですが、

なんだかちょっぴり「できる人」になれたみたいで得意気に買い物に出掛けるも、

たいがいその紙に書かれたリストの中の何かが売り切れている。

しかも一番目的にしてたものがなかったりする。

僕が買わない時はいつも山ほど置いているのに

 

僕がその商品の品切れになるタイミングにたまたま買いに来てしまったのか、

もしくは、僕がそれを買う為に来店したばかりに

この商品が瞬時に売れてしまったのか、

どちらにしてもこれは超常現象というほかない。

 

普段適当に買い物してるテメーが、あたかもデキル男みたいに

買い物リストなんか書いてんじゃねーよという警告なのだろうか。(誰の?)

買い物リストなんて書いていっても全て揃うことのほうが少ないのだ。

 

 

f:id:maskof:20201008230431j:plain

 

 

コンビニレジでの掟

 

この怪奇現象ともいえる間の悪さは

買い物におけるレジでの支払いの時本領を発揮する。

まずはコンビニでの場合、

僕がよく利用するコンビニはレジが2台あり、普段は片方だけ稼働していて、

混んでくるともう一台も使う感じだ。

混む時間帯などは2台ともフル稼働なのだが、

少し前までは、レジに並ぶお客は2台のレジどちらか好きな方に並ぶ、

つまりはレジが2台では2列になっていた。

最近では2台のレジの間の床に印がつけられ

お客は一旦そこに一列に並び左右のレジの開いたほうに

順番に振り分けられていくようになっている。

 

これは合理的で不公平感もなくていい、

というかむしろ何故今までそうしなかったのか疑問だ。

 

問題なのはこれが何の告知もなくシラ~と始まっていることだ。

 

いい取り組みなのだが、これは店側が時間をかけてでも

徹底してお客に認知してもらうよう働きかけなくてはいけない、

お客さん善意に任せますみたいな任意では絶対ダメだ。

 

僕がある日コンビニにいくと床に印があり

誘導テープが貼ってあるのに気付いた。

 

レジが2台とも稼働していたので僕は床に示してある通り

2台のレジの間で待っていたのだが、

右のレジの会計が終わろうかというとき、

そのお客の後ろに別の客が並ぶではないか。

 

右のレジのお客の会計が終わり、そのお客が立ち去ると、

僕の瞳にあり得ない光景が映し出されたのだ。

 

 その後ろに立っていた客が平然と会計をしようとするではないか!

 

そこですかさずそのレジの店員が、その客に言い放った言葉

 

 

「お待たせしてすみませんでした」

 

そして店員は普通に会計を始めるのだ、

 

そのすぐ側で、口をあんぐりと開け、目が点になる僕。

「そして僕は途方に暮れる」とはよく言ったものだ(謎)

 

 

「おい!おまえどこに目つけとんねん!

ここでずっと待ってるお客がおるやろ!

そっちの都合でここで待つように印つけたんちゃうんかい 

責任者呼べ!」

 

 

そう心の中で叫び、僕は静かに次のレジを待った。

 

 

これでは真面目にルールを守る者が馬鹿を見るじゃないか、

それがあってはいけないのだ。

 

認知できていないお客に非はない、

ある日いつも通り買い物にきたら、これまでのルールが変わっているのだ

床に印をしてあるだけでは気付かない人もいるだろう。

 

店側が従業員に徹底した指導を行わなければ

お客とトラブルになるのは目に見えている、

特に僕のような間の悪い男は真っ先に被害に遭うのだから。

 

 

               つづく

 

 

 

     次回予告

 間の悪い男は何をしても裏目に出てしまう

コンビニよりも手強いスーパーのレジ

次回、間の悪い男 スーパー編(仮題)  乞うご期待‼

 

 

前回記事👇 

maskof.hatenablog.com